Algorithm Contest

Algorithm Contest

アルゴリズムコンテストには、主に3種類のコンテストがあります。

  • AtCoder Beginner Contest (ABC)
  • AtCoder Regular Contest (ARC)
  • AtCoder Grand Contest (AGC)

これら3つのコンテストのどれかにリアルタイムで出場することで、あなたの実力を示すレーティングが変化します。レーティングには、400刻みで色がついており、この色が、AtCoderにおいての実力をわかりやすく表します。 レーティングの仕組み→
AtCoderのコンテストは、問題の難易度を基準に、3つのコンテストに分かれており、自分の実力にあったコンテストに参加することが推奨されています。

AtCoder Beginner Contest (ABC)について レーティング変化:0- 1999

ABCは、初心者でも気軽に参加できるコンテストであり、一番多く開催されているタイプのコンテストです。すべての問題が初心者向けというわけではなく、初心者でも参加して、問題を楽しむことができる、という意味でのビギナーコンテストです。最初の方の問題は非常に易しいですが、後半からは、難易度の高い問題も出題されるため、すべて解こうとは思わず、解けるところまで解くことが推奨されています。AtCoderの中級者までは十分楽しむことができますが、上級者になり、Ratingが 2000(黄) 以上となると、レーティングの対象から外れます。

AtCoder Regular Contest (ARC)について レーティング変化: 0- 2799

ARCは、AtCoderの初級者から上級者まで楽しむことができるコンテストです。ABCと比べ、典型的なアルゴリズムよりも、問題に合わせたアドホックな考え方を問われるため、難易度が高くなっております。一問目からそれなりに難しい問題が出題されるため、初心者の方が参加すると、一問も解けない可能性がありますので、ご注意ください。ARCのほうが好きな初心者もいるので、参加を推奨しない、というわけではありません。ARCでレーティングが変化するのは 2799(橙) までで、 2800(赤) 以上からは、AGCでしかレーティングが変化しなくなります。

AtCoder Grand Contest (AGC)について レーティング変化:回によって異なります

AGCは、世界最高水準の問題をそろえたコンテストであり、世界のランカーに向けて開催しているコンテストです。世界から数多くの世界ランカーが参加する、最高レベルのコンテストとなっております。出題される問題のレベルも高いため、一定のレーティングがないと、レーティングの更新対象となりません。世界のランカーたちが満足できる問題をそろえているため、典型的な問題はほとんど出題されず、極めてレベルの高い問題になります。
AGCのような、レーティング上限のないコンテストだけが、AtCoderのランキングの「優勝数」にカウントされます。また、このコンテストで、年間を通じて上位に入ると、AtCoder World Tour Finalsに招待されます。 AtCoder World Tour Finalsとは?→

AtCoderのコンテストの流れ

参考:RatedコンテストとUnratedコンテスト、そのパフォーマンス

AtCoderのコンテストは、以下のような流れで取り組みます。

  • コンテストの開催時間までに、参加登録をします。

    コンテストが始まってからも参加登録可能なコンテストは多いですが、時間のロスになるため、あらかじめ参加登録をしておくことをお勧めします。

  • コンテストが始まったら、問題が閲覧可能になります。多くのコンテストでは、最初の方の問題がより簡単になっているため、前から順番に読んでいくことをおすすめします。
  • 問題を読んだら、問題の条件に合ったプログラムを作成し、提出を行います。AtCoderではほぼ全てのメジャーなプログラミング言語に対応しているため、お好きなプログラミング言語を選ぶことが可能です。
  • 提出をすると、採点が始まります。正解ならAC、不正解ならWA, TLEなどが表示されます。用語集を参考にしてください。 用語集→
  • 正解をすると得点を得ることができます。正解した問題の合計得点と、最後に得点を獲得した時間から、順位が算出されます。
  • 算出された順位から、そのコンテストにおけるパフォーマンスという値が計算されます。このパフォーマンスが高ければレーティングが上がり、低ければレーティングが下がります。

    レーティングは、はじめは低く出るため、多くのコンテストに出場することが大切です。